おはようございます!
ゴールデンウィーク後半真っ只中ですね。
私ごとですが、いしい税理士・行政書士事務所を開業してから半年近くとなりました。
ゴールデンウィークの休みを開業の振り返りに充てたところ、良かった点、悪かった点、改善すべき点がありました。
せっかくなので、これらの内容を「開業日誌」として書くこととしました。
この開業日誌は、開業決意後から開業までの準備や行動、開業後にしてきたことをリアルに書いています。
どの開業日誌よりもリアルに、読む人の価値になるよう書いています。
税理士の開業を志す方、今後開業を予定している方の参考になれば幸いです!
今回の開業日誌は、開業(退職)決意をした、開業4ヶ月前から3ヶ月前まで(2024年7月~8月)についてです。
ゴールデンウィーク最終日までに、開業日までの開業日誌を公開する目標で書いていきます。
取り組んだこと一覧
この時期に、次のことを順に行いました。
①独立した士業の方の書籍・ブログを読む
②開業前にすべきことのリスト化
③ドメインとサーバーの契約
④勤務先の代表税理士に退職報告
⑤先輩税理士に開業する旨の報告・先輩からのアドバイス
⑥お客様のニーズ・自分ができること・したいことの整理
⑦どういうお客様にサービスを提供したいか考える(誰に、何を、どのように)
⑧開業場所の税理士会の支部の税理士名簿の確認と+名簿にある税理士のホームページ閲覧
⑨税理士事務所や士業のホームページを200件超閲覧
⑩自分の強みの洗い出し
⑪自分の実務経験の振り返り
⑫ホームページ作成の知識を書籍とYouTubeで勉強
⑬WordPressでホームページの作成
⑭賃貸事務所の検索
準備し過ぎと言われてしまうぐらいの量ですよね。
開業を決意したのは、税理士法人の退職の4ヶ月以上前。
退職時の引継によるお客様へのご不便、会社への迷惑を最小限にするため、代表税理士に退職したい旨の報告も4ヶ月以上前に行いました。
なので、早い時期にいろいろと考え準備する時間があったわけです。
ちなみに、私の場合、開業場所は地元である大阪府八尾市と決めていましたので、開業地域の検討はしませんでした。
開業時には開業地域の検討もある程度は必要ですので、そこはご注意くださいね。
取組の具体的な内容
ここから退職の4ヶ月前から3ヶ月前までに、私がしてきたことの詳細を書いていきます。
①独立した士業の方の書籍・ブログを読むと②開業前にすべきことのリスト化
開業前にすべきことのリスト化の際に、開業した士業の方の書籍やマネーフォワードの開業の手引を参考にしました。
士業の方の書籍はAmazonのKindle Unlimitedで6冊、紙は井ノ上陽一さんの書籍をネットで1冊購入しました。
【井ノ上陽一さんの「ひとり税理士のIT仕事術」】
https://x.gd/MDIz6
すぐに読める電子書籍から読みましたが、電子書籍は手軽に出版できる分内容はイマイチでした。
紙の書籍の方が有益な情報が多いため、最初から紙の書籍だけ読めば良かったと反省。
マネーフォワードの開業の手引は、入手する際に電話番号などを入力してダウンロードします。
マネーフォワードから営業の電話があり、対応が必要となるので要注意。
③ドメインとサーバーの契約
ネットで比較した結果、弱点がなさそうなmixhostにしました。
今のところ、不満点はまったくありません。
【mixhost】
https://mixhost.jp/
WordPressのテーマもネットで検討した結果、高機能で使いやすいSWELLに。
【SWELL】
https://swell-theme.com/
無料のテーマもありますが、SWELLは有料で17,600円(税込)します。
ホームページをしっかり作成し、ブログ運営を行うため、ここは投資すべき!ということでSWELLを購入。
無料のテーマを利用している人とホームページ作りについて、いろいろと話をしたところ、SWELLの機能性の高さと使いやすさがよくわかりました。
SWELLを選んで正解だったと今でも思います。
強いて言えば程度ですが、SWELLの不満点はフォントが4種類しかないところですかね。
開業のタイミングによって、オススメのサービスは変わり得ます。
開業初期にかかる固定費でもあるため、ドメイン・サーバー・WordPressのテーマは比較検討して決めるべきです。
⑤先輩税理士に開業する旨の報告・先輩からのアドバイス
同じ税理士法人で一緒に勤務していた先輩税理士に、独立(退職)すると報告。
開業した先輩から、開業に関するアドバイスがあり、めちゃくちゃ参考になりました。
先輩の具体的なアドバイスをそのとおり実践したおかげで、良い効果が得られました。
開業される方は、ぜひ先輩や知人の開業税理士に報告・連絡・相談することをオススメします。
⑥お客様のニーズ・自分ができること・したいことの整理と⑦どういうお客様にサービスを提供したいか考える
これらは、開業時に考えないといけない事項です。
税理士の場合は、自身の実務経験がベースとなるでしょう。
⑧開業場所の税理士会の支部の税理士名簿の確認+名簿にある税理士のホームページ閲覧
開業後2年程度は、税理士会の活動に参加すべきと先輩からアドバイスがあったこともあり、名簿を確認することとしました。
名簿に税理士のホームページのリンクもあり、どういう税理士が同じ地域にいるか把握するため閲覧。
そもそもホームページがない税理士が多く、ホームページがあったとしても、ホームページに力を入れていない税理士が多かったことが印象的です。
どの税理士事務所も同じようなことを書いているという印象も受けました。
なので私は、具体的かつボリュームがあるホームページを作成することにしました。
文字が多いと見られないという意見をよく聞きます。
今でも、文字が多くても読んでもらえる工夫を試行錯誤しているところです。
⑨税理士事務所や士業のホームページを200件超閲覧
自身のホームページ作成のヒントにすることと、自身のサービスの特徴や強みを再確認するために行いました。
私は妥協せず作業することが多いため、結果的に200件超を閲覧していました。
良いホームページと悪いホームページの違いがよく分かり、WEB集客につながるホームページかどうかなども、なんとなくわかるように。
このホームページはWordPressのこの機能で作成したんだろうなと、WEB関連についても少し知識がついたと感じています。
⑩自分の強みの洗い出しと⑪自分の実務経験の振り返り
これらも開業時に考えないといけないことです。
士業の場合は、転職活動時の自己分析や自己PRと同じ要領だと考えます。
⑫ホームページ作成の知識を書籍とYouTubeで勉強と⑬WordPressでホームページの作成
この2つはほぼ同時に行いました。
自宅はデュアルモニター環境のため、1画面にWordPress、もう1つの画面にYouTube動画を映し作業。
書籍はWEB集客関連の知識を付けるために読みました。
キーワードの意識や良質なコンテンツ作りが必要ということなど学びました。
WordPressでホームページを自作する場合は、少しはWEB集客の知識がないと、良いホームページづくりは難しいと感じます。
ホームページの作成は、私の場合YouTube動画のみで十分でした。
4~5名の動画を視ましたが、SWELLの場合は「吉積のWebプロ養成講座」さんの動画が特に参考になりました。
【吉積のWebプロ養成講座さんのYouTube】
https://www.youtube.com/@yoshizumich
【よしづみさんのブログ】
https://webcre.tech/
平日の朝と土日祝に作業し、この時点でホームページの8割が完成。
⑭賃貸事務所の検索
「⑭賃貸事務所の検索」は、八尾市内の近鉄線沿線で探しました。
大阪市内と異なり、賃貸事務所の数がかなり少なく、しかも広すぎる物件しかありませんでした。
なので、事務所可の賃貸マンション物件(SOHO物件)で検討。
SOHO物件を対象にして、ようやく候補となる物件が絞れました。
この時点では、候補を複数に絞った程度で、これから内見を始めていこうという段階です。
以上が退職の4ヶ月前から3ヶ月前までに、私がしてきたことの詳細です。
振り返りまとめ
この時期はかなり時間があった分、いろいろと考え準備できたので、良い方向に進んだと思います。
振り返ると、税理士法人の仕事をしながら、準備がしっかりできたので、開業時に良いスタートダッシュができたと感じます。
この時期のコストについて、書籍の購入、SWELLの購入程度で最小限でした。
開業している方の経験や知識を学ぶには、実際にお会いして話を聴くことや、開業税理士の方の紙の書籍を読むのが重要と考えています。
ホームページの運営については、開業後も試行錯誤しているところです。
そこまでがっつりではないですが、分析ツールも取り入れてホームページを随時改善しています。
自作の場合は1分もあれば、改善して公開できますので、私はホームページの自作をおすすめします。
以上のように、開業について考え準備できた一方、早く行動したいというエネルギーが有り余っていました。
このエネルギーは仕事のほか、趣味であるダンス・筋トレ・日焼けサロンで発散していました。
日焼けについては、マックロクロスケと呼ばれるぐらい黒くなり、「えっ!誰!?」ってなったのは良い思い出です。
今シーズンもすでに3回マシンに入っていますので、5月末には小麦色の肌になる予定です。
次回の開業日誌②では、退職の3ヶ月前から1ヶ月前までの時期にした準備や行動の実体験を書いていきます。
お楽しみに!!